祭りせよ

人間は本来、祭りが大好きです。例えば、1970年の大阪万博は6,421万人の方が半年の間に来場し、人口規模が全然違うにも関わらず、今も上海万博に次いで2番目の来場者を記録しました。年越しの大イベントである紅白歌合戦も、1980年代までは視聴率が80%前後を記録、令和の時代でもWBCの日本対イタリア戦が視聴率31.2%と、人間の本質として一体感があり人間が突き出る祭りを求めていると感じます。

一方で、個人の時代が加速し、タイパやコスパなど、最適化をする風潮が強くなっています。祭りは、コスパやタイパとは合い入れないもので、むしろ真逆の存在と言っても過言ではありません。しかし、人間の本質は祭りなどに存在する感情の炸裂や歓喜を求めていると思うのです。

仕事でも同じで、仲間と一緒に同じ目標に向かい、祭りのように一体感を持って突き進む瞬間に、歓喜が存在していると思います。つまり、人生即祭りとすることができるのです。

そのために、無条件に己を開くこと。失敗が怖い、人からこう思われたら恥ずかしいと言う自分を突き放して、己を開きましょう。そうすれば、周りの人も開きはじめ、祭りが始まります。祭りせよ!