「あいさつ」がすべてを好転させる、はじまり

皆さまの所属するチームは、挨拶が浸透していますでしょうか。チームに挨拶を浸透させることは、実は非常に難しいことです。挨拶自体は、物理的にはほとんどの人ができます。しかし、それをチームが文化として浸透させる事は、非常に難しいのです。というのは、挨拶をするメリットが見えにくいからです。例えば、挨拶をするよりも、目の前のパソコン業務をした方が効率が良いと考える人もいるでしょう。また、周りの人が挨拶をしていなければ、自分だけ挨拶をしても、浮いてしまうということもあると思います。

挨拶をする目的は、元気で明るく働きやすい職場を作るためです。つまり、自分のためでもあり、他人の為でもあります。元気で明るく働きやすい職場ができれば、コミニケーションが活性化し、報連相も活発に行われ、自分1人では到底達成できない業務の効率化が図られます。反対に、目の前のパソコン業務に集中しすぎると、周りの人が気を遣ってコミニケーションが疎遠になり、業務効率がどんどん悪化すると言う可能性もあります。また、当然ですが雰囲気が良い職場は、お客様からも愛されるようになります。

挨拶を浸透させるには、まずチームのリーダーが率先垂範で挨拶を行うことが絶対条件です。リーダーが挨拶をせず、他の職員が挨拶をするということは空気的にしづらいからでふ。そして、挨拶をするときは「こんにちは」と、きちんと言いましょう。「オッス」などは、相手と場所を選ぶので避けた方が良いでしょう。ここで重要な事は、すぐに周りの様子が変わらなくても、挨拶を続けることです。

「雨垂れ石を穿つ」とは、まさにこのことで、石のように硬くなってしまった挨拶がしにくい雰囲気を、水滴を何度も何度も垂らすことで、石を穿っていくんです。

3ヶ月真剣に行えば、必ず雰囲気は変わります。これはリーダーの意思次第です。絶対にあきらめないと心に誓って、挨拶が行き交う職場づくりを作りましょう。