「ありがとう」が乗せられたお金

人生において、お金は必要です。お金がなければ、毎日食べていくこともできません。しかし、自分が受け取ったお金に「ありがとう」という人からの感謝が乗せられているのかどうか、考えてみることは大切です。

例えば、アルバイトで飲食業をしていたとしましょう。例えば、その日がシフトだったとして、3時間働いた場合に、基本的に3時間働けば全員が同じ給与をもらえます。

ただ、自分が働いたことによって、どれだけの感謝を集められたか、考えてみましょう。誠心誠意心を配って、どうやって喜ぶ姿が見られるかを考えて働けば、お客様だけでなく、一緒に働く仲間たちからも、「ありがとう」を集めることができます。一方で、無愛想にただ言われたことを嫌々やる状態では、ありがとうを集めることはできません。ありがとうを集めることは、信頼関係を築くことであり、自分がこの世界に価値を与えた証拠です。短期的には、この2人は同じ給与を受け取ることになりますが、長期的に見れば給与も当然変わるでしょうし、学び舎成長・信頼関係など、それ以上の価値を得ることができます。

人は1人では生きていくことができません。様々な恩恵を受けて毎日を過ごすことができます。その恩恵に感謝すると言う意味でも、日々人を喜ばせることをもっともっと意識してみてはいかがでしょうか。同じお金でも、「ありがとう」が乗せられたお金と、そうでないものでは重みが必ず変わってくる、私はそう思います。