オンライン時代における漢字の存在感

オンラインやオンデマンドの時代でスライドの作り方も変わってきたように思う。前まではスライドの文字は極力減らし、口で伝えることが重要だったが、場を共有することが難しいため、オーディエンスの感触・反応を見ながら臨機応変に一体感を創り出すのではなく、発信する側が凝縮した作品を送り出すことが求められているように思う。不要な情報はカットしながらも口で説明するより、スライドに文字を入れている方が流れが掴みやすい。映像を面白くしようとして即興でのジョークは不要に感じる程、時間当たりの情報密度が重要だ。

スライドでの説明で日本は大変恵まれている点があるり日本語には「漢字」という素晴らしい武器がある。書道というカリグラフィーの類がある程、「漢字」は魅力的でスライドでも映えると私は感じています。特に一文字の漢字を大きく見せることはデザイン性やメッセージ性も高い。この利点を利用しない理由はない。

時代が変われば、情報の受け手側のアクセスの仕方、視聴の仕方、視聴の時間などは変わる。情報の受け手側が求めているモノへの感度を高めて、効果的なモノは何か考えてみよう。