反対側を視よ〜右ストレートから学ぶ、左腕の重要性〜
私は昔から大の格闘技ファンです。K-1やPRIDEを中学生ぐらいからずっと見続けてきました。格闘技への見識を広めるために、より学びを効果的にする方法として、自分で実践してやってみようと思いました。
いつもお世話になっているストレッチトレーナーの方は、少林寺で世界3位の成績を収められた方なので、少しパンチの秘訣を伺いました。そこで大変面白い発見がありました。それは、パンチを打つ際にもう片方の腕を引くと言うことです。例えば、右ストレートを打つ際は右の拳または腕に意識が集中しがちですが、パンチを打つ前に左腕を引くことで、右のストレートが左を引いたことで回転が上がり、よりスムーズに打ち込めることがわかりました。左を意識せずに、ひたすら右の拳のことを考えていても右の拳の威力は限界があることを知りました。物事を考える際は、押すことと弾くこと、右と左、など反対の物事を両方とも意識をすることで、より正しい使い方ができるようになることを改めて認識しました。この概念は本当に面白いと思います。ちなみに、左を引くパンチを打ち続けると右の拳のスピードが上がったため、即筋肉痛になりました。いかに自分の体が衰えていたかがよくわかります。
トレーニングの効果を高めるために、正しいやり方、熟練者の知恵を取り入れる事は重要であることを改めて学びました。ぜひ、皆さんも身近なところに師匠を持ちと良いと思います。師匠の存在が皆さんに新しい世界を見させてくれます。
エクストララウンド(追伸)
拳の握り方もプロとアマでかなり差が出るようです。第3関節でヒット面を作れるようにする練習が必要そうです。