A whole new world 〜神は細部に宿るのか?〜

「こだわり」はどこまで必要だと思いますか?この点は大変難しく、正解があることではないと思います。というのは、やはり人生の時間は限られており、あらゆることにこだわる事はできないからです。ただし、こだわりこそがその人のアイデンティティであり作品でありアートであると私は思うので、やはりこだわりがあるものに心を奪われます。

こだわりの代表と言えば、アップルの製品や、ディズニーランドなどです。例えば東京ディズニーシーのシンボルでもあるプロメテウス火山は、地質や地層を徹底的に研究し、科学的物理的に考えられる火山となっています。火山の地層自体に心を奪われる人はそういないと思いますが、そういった細部へのこだわりを徹底的に貫いているからこそ、東京ディズニーリゾートは時代を経てもなお多くの人に愛されているのだと思います。

重要な事は、普段からこだわりをある程度磨いておかないと、効率ばかりを求め表面的な対応で物事を片付けると、こだわりたい時にこだわらないと言うことです。例えば、書類の作成1つについても、とりあえず書類を出すことが目的になれば、その場しのぎの対応になりますし、それが続けばやはり深く学ぶことができません。よって、時間が無駄だと思うような場面であってもこだわる練習をしていなければ、こだわる作品を生み出すことはできません。

こだわりはどういったことであっても磨きあげることができます。まずは、普段の書類作成や物の配置、掲示物の見せ方など、いろいろな視点で物事を試行錯誤し、こだわり抜いてみてはいかがでしょうか。そうすれば、普段気づかない学びに気づくことができます。その積み重ねが、全く新しい世界(A whole new world)へと自分を誘ってくれるのではないでしょうか。