繋ぐことが得意な日本
日本は繋ぐことが得意な国です。創業200年以上の企業でランキングを作ると、2位のアメリカ234社に対し、日本は1340社に及びます。10位に近づくと20社以下の国が出てきます。つまり、圧倒的に多いのです。
そのほかにも、繋ぐことに何かしらの魅力を感じることとして駅伝が挙げられます。新年の風物詩である箱根駅伝は、今も世帯視聴率が30%近くになります。
伊勢神宮では、20年に一度、遷宮が行われて、お宮が立て替えられます。飛鳥時代の690年から1300年以上続いていることも繋ぐを象徴しています。
送りバントも、特に甲子園では見所の一つで、次に繋ぐを象徴する戦術です。日本のプロ野球では2019年で1試合あたり0.65回送りバントが記録されるのに対して、2020年のメジャーでは0.07回と大差があります。
「いただきます」と食事の前に言うのも、命を繋ぐ意味ですね。
このように日本は「繋ぐ」を美徳にしてきたと考えることができます。そのような視点で周りを見てみると、様々な「繋ぐ」が発見できると思います。発見によって点と点を線でつないでいきましょう。