遍く使う

「遍く(あまねく)」という言葉について考えたいと思います。「遍く」は広く、全てにわたってという意味です。日本の最高神の天照大神様(アマテラスオオミカミサマ)は太陽の神様ですが、私たちを遍く照らしてくださっているので、その語源になっているというお話もございます。

ちなみに、「遍く」と似た字で「偏り」という字があります。遍くの部首は「道」を表す「しんにょう」で、偏りは「人」を表す「にんべん」です。人の業とは偏りやすく、王道は広く全てにわたっていくべきだという解釈もできると思います。

遍くを意識すると、自分の頭や身体の使い方が、いかに偏っていたかがよくわかります。例えば、身体の使い方であれば、パソコン作業の際に左肩が上がってしまう、気がついたら右側にもたれてしまう、疲れたら足を組んでしまうなどあるのではないでしょうか。当然、偏れば偏るほど身体はどんどん歪んできます。

しかし、自分の体にはたくさんの機能が備わっています。偏りが強い身体は、遍く使えていない状態です。

これを遍く使おうと、歪みが少しずつ正されます。歪みは神経にも影響を与えるので、遍く使うことを意識した方が負荷も分散され身体の硬直もなくなります。そして、遍くを意識すると身体の調子も上がり、ともと備わっている体の機能にさらに感謝できるようになりました。

人間ですので、ついつい自分の好きなこと、得意なことに意識が向きがちですが、苦手なことほど

大チャンスと考えています。それは苦手なことを克服すれば誰かに教えられるからです。教えればさらにその分野が強化され、どんどん得意になります。

自分の考え方や身体を、あまねく開発していきましょう。