言葉を選んでPDCAを回す〜語彙拡大のススメ〜

ビジネスマンとして己を磨くのであれば「話し言葉」と「書き言葉」をまずは使い分けられるようになることが重要です。現代はラインやSNSなどの短い文面でのやり取りに慣れているため、メールのような文でも意識しなければ話し言葉になります。もちろん全てを書き言葉で表現すると煩わしいため、状況に応じて使い分ける必要がありますが、表現する内容の重大性・必要性・具体性を鑑みて適切な書き言葉を選ぶ素養を身につけるべきでしょう。

例えば、「大切なので」は抽象的な表現でプラスの意味もマイナスの意味も使えます。また、誰でもわかりやすいという表現の利点があります。「事の重大性を鑑みて」と表現すると良くない事例に使い、そして事例としても重い内容でしょう。

きちんとした意味を表現したい場合は、重めの書き言葉を選んでみましょう。例えば、「信じられない」より、「俄かに信じ難い」「耳を疑う」などの表現の方が相手にはこちらの思いが鮮明に伝わると思われます。ただし、重大性・必要性・具体性に応じて使い分けが必要になるため、意識をする場面とそうでない場面で緩急をつけると良いと思います。

言葉を選ぶことはPDCAサイクルを回すことに値します。逆に何も考えなければサイクルは回りません。サイクルをどれだけ回すかが自己の成長に繋がりますので、語彙拡大を図っていきましょう。