次のハッピーへの準備
イチローさんの凄さは様々あります。2001年の新人でのMVP獲得、2004年のシーズン262安打達成、2009年WBC決勝の値千金のタイムリーヒットなど、言葉では尽くすことができない偉業を成し遂げています。
その中でもイチローさんがすごいと思うことは、雨の日も風の日も準備を怠らなかったことだと思います。2010年の10年連続200安打達成を最後に200安打の到達はなくなりました。ヒット数が減り、ニューヨークヤンキースに移籍後はマリナーズ時代と変わり、レギュラーの出場ではなく、代打での起用ということも頻繁にありました。9対0で勝っている場面で、レギュラーはベンチに下がり、代打出場。しかも、前の打席は一本もヒットを打っていないルーキーが代打出場。そういった中で、普通の人ならチームから期待されていないなら、もういいや、と努力を怠ります。しかし、イチローさんは次のヒットへの準備をやめませんでした。
それは次のイチローさんの言葉に凝縮されています。
「その準備をやめたら今までの自分を支えていたものが崩れてしまう」
結果が出る出ないに関わらずモチベーションを左右されない泰然さ。ホンモノのプロ意識に敬服します。
どんな状況であっても次の一瞬のハッピーへの準備をし続けたいと思います。