運は自分でつかむもの – 松下幸之助さんから学ぶ、前向きな生き方
運は、思考に大きく影響されるものと私は信じています。自分は運が良いと信じれば、困難にも立ち向かう勇気がわいてきます。逆に、運が悪いと思い込むと、被害者意識にとらわれ、前に進めなくなることも。
パナソニックの創業者、松下幸之助さんには、この考えを体現する興味深い逸話があります。彼は入社試験で「あなたは運がよろしいか?」と尋ね、運が悪いと答えた人は採用しなかったと言います。松下さんにとって、運は重要な要素だったのです。
松下さん自身の人生に、自分が幸運だと思うことの大切さを感じるエピソードがあります。若い時に海に落ちて溺れかけたけれど、夏だったおかげで助かったり、自転車事故で電車にほとんど轢かれそうになったけど、間一髪で命が助かったり。松下さんはこれらの出来事をすべて、「運が良い」という捉え方をしています。
また、松下さんは自分の成功を「貧しさ」「身体の弱さ」「学歴のなさ」のおかげであると話をされていました。これらは一見ネガティブな要素に思えますが、松下さんにとっては学びと成長の機会だったのです。ただただ、頭が下がります。
運は、「人が運んでくるもの」です。私たちの周りにいる人々とのご縁を大切にし、お互いを支え合うことで、運勢は良くなるように思います。ですので、今日から「私は運が良い」と心に留めて、人との関係を大切にしてみましょう。きっと、人生に良い運が訪れるはずです。