人に喜んでもらった時、自分の居場所ができる

「幸せ」という言葉の意味を私は、「自分が幸せ」かつ「目の前の人も幸せ」と考えています。注意すべき点は「自分だけが幸せ」でも、「自分を犠牲にして周りの人が幸せ」でもないということです。これを実現するポイントは「人を喜ばせる経験をすること」です。

人を喜ばせる経験は、学校の教育ではなかなか体感しません。私自身、大学生になるまで、人を喜ばせる楽しさに気がつくことはなかったです。大学生で個別指導のアルバイトをやっていたとき、素敵な生徒との出会いがありました。それまでは自身の指導で生徒が喜んでくれているということをハッキリと実感することはなかったです。自身の指導の甘さにより、むしろ嫌な思いをさせていたかもしれません。

しかし、その生徒さんは私の指導をとても喜んでくれていました。そのことが私はとても嬉しかったのだと思います。自分でもこんなに人に喜んでもらえるんだと。それからというもの、個別指導のお仕事に全力投球して、どうやって生徒を喜ばせようかと毎日考えていました。その時間はとてもスペシャルで幸せな時間でした。どれだけ大学の研究がバタバタしていても時間を作って仕事に行っていました。まさに、自分の居場所だったのです。

人に喜んでもらった時、自分の居場所ができると思います。そうすることで、相手も幸せ、自分も幸せになります。幸せの道の始まりは「人を喜ばせる経験をすること」だと思います。