真似が苦手な方は、相手の長所を探してみよう

仕事で、例えば何か戦略資料を作る機会があったとして、過去にその作戦を立てた人のモノを「真似ればいいですよ」と上司にアドバイスされたとします。ただ、なかなか真似るのが苦手な人がいます。それはなぜか。真似ようと思うことにネガティブな感情を抱くからです。

「あんなこと真似ても、良いことないよー」、「何がいいの」という感情を抱いてしまいがちです。こういう場合、心を豊かにしてみましょう。つまり、その過去のモノの長所、素敵なところを見つけるのです。

長所は戦の時代で言うと、いわゆる武器です。もし、戦場に武器を持たずに出ていったら、まず武器を奪おうとするはずです。つまり、魅力的な部分を見つけて、褒めるということです。その褒めグセをつけると、魅力を見つけることがドンドン得意になります。つまり、相手の長所を自分の武器にすることが速くなるのです。

アメリカではアメリカンドリームと言って、成功者をとことん褒めて、拍手喝采し、自分も成功者になろうと真似ようとします。しかし、日本では成功者を口に出して褒めることはあまりしません。武器をゲットするチャンスを失っているのです。

私たちもアメリカの褒めグセをぜひ真似てみましょう。そうすれば、どんどん真似ることが上手くなっていき、武器が増えていきます。