ボクシング:足裏への体重のかかり方

私自身、練習の際についパンチを打つことに夢中になってしまい、重心や身体のバランスへの意識がおろそかになっていることに気づきました。実は、この足裏の「体重のかけ方」が、パンチの力やスピード、さらには疲労感にまで大きく影響すると感じました。ここでは、私が気づいた大切なポイントをお伝えします。

私がしていたよくある癖として、足の内側(親指側)に体重が偏りがちだったことがあります。この状態では、足からすね、そして上半身の前面に余計な力が入りやすくなり、腕の前側(上腕二頭筋)が固まってしまいます。その結果、パンチが遅くなったり、疲れやすくなったりします。

また、足の外側に体重が偏るケースもあります。こうなると足の裏側やふくらはぎに負担がかかり、腕の後ろ側(上腕三頭筋)も緊張してしまい、パンチの伸びが悪くなります。

理想的なのは、足裏の内側と外側に均等に体重を乗せ、さらに左右の足にも均等にバランスを取ることです。こうすることで、上半身の余計な力みがなくなり、パンチがスムーズかつ速く打てるようになり、疲労も軽減され、長く安定して動くことができます。

足裏のバランスに少し意識を向けるだけで、パンチの質が向上します。ぜひ次回の練習から試してみてください!