「聴く」とは

私は大学時代に1年やらかしております。それによって、良かったこと悪かったことは様々ありますが、もっとも良かったと思うことは人の話を聴く習慣を身につけたことです。
それまでは自分のことを神様だと勘違いしていたため、何とかなると思っていました。しかし、1単位が足りないと言う事実は覆ることはなく、そのとき自分が神様でないことを知りました。
1単位のために大学に授業料を納めるという悲しい出来事でしたが、安い授業料だったと今では思います。
人の話を聴くようになったこと、これが何よりの財産です。(その出来事だけで人の話を聴くようになったわけではないのですが、きっかけの一つです)
人の話を聴くというのは相手が気持ちよく話せるように同調する、愛想良い返事やおうむ返しをするというテクニックではありません。それらはその場をやり過ごす技術ではありますが、それを続ければいつか見透かされます。
自分のさらなる成長につなげるために相手の思考回路を盗み取ること、それが「聴く」ということです。そうすれば様々な価値観や観点を手に入れることができますので、毎日が新しい景色になります。同じことをしていても冒険になるのです。みんな違うから面白いと思えてきます。

人生は何が転機になるかわかりません。
墓穴掘ったら掘り抜いて、突き抜けたなら俺の勝ち。