「師走」こそ「礼儀正しく」

師走になり、年越しにかけて人々が公私ともに忙しくなる時期です。本日は、その中でも自分自身強く意識しておきたいことを共有いたします。

「忙」という字は「心を亡くす」とよく言われますが、余裕がなくなると本当に心を亡くすと思う出来事がありました。先日、社内の普段はいない部署に行った際に「こんにちは、〇〇さん、いらっしゃいますか?」と、受付で尋ねました。しかし、このとき自分の自己紹介をしなかったのです。社員の方は全員知っている方でしたが、お一人パートさんがいらっしゃり、私はお名前を存じ上げませんでした。あとになってその非礼に気がつき、痛く反省いたしました。未熟です。

「礼儀」の「礼」は、作法・敬意・感謝の意味を表し、旧字では「禮」と書き字とごとく心の豊かさを示すものです。また、「儀」は作法・手本・良いことを表します。つまり、私なりの解釈でまとめると相手への敬意・感謝を周りの人も魅力的に感じるくらいの行動で示すことでしょうか。

人は何歳でも、どの立場でも、未熟です。だからこそ、気付き、学び、成長できるのです。魂の向上こそが人生の目的とも言えるでしょう。だからこそ、「礼儀正しく」を意識することは、「人として」の成長を加速してくれます。

今年もおかげさまで師走まで生きることができました。今感じている当たり前は、生まれてから今までのとんでもない奇跡の連続の上に成り立っています。今が奇跡なのです。

はちゃめちゃが押し寄せてくる師走だからこそ、「礼儀正しさ」を意識して、素敵な年越しを迎えましょう。