20代が10年後を考えて身に付けるべきスキルはアウトプット力

基本的に生存戦略では、周りの人が苦手な事を自分が得意になれば希少価値が上がるため優位な立場で物事を進めやすくなります。私が考えるこの日本において身に付けるべきスキルはアウトプット力です。日本という国では大学受験や資格試験等でも基本的にインプット力が求められます。どれだけの単語を覚えたか、どれだけの知識を知っているか、どれだけのパターンを覚えたかが試験にいきてきます。実際に日本の大学受験の試験は難しく、アメリカのSATと比べてもかなり難易度が高いです。つまり日本人は勤勉でインプットする力自体は十分にあるのですが、世界の大学ランキングでは日本の大学は世界の国々と比較しても年々順位を下げています。その理由の1つに日本人のアウトプット力の弱さがあると思います。

大学受験ではアウトプットを求められることがかなり少ないです。マーク式の問題がほとんどで、記述問題が出題される場合も問題数は少ないです。また、完全に個人的な感想ですが、完璧主義な人(自分も)も多いように思いますので、あまり不完全な問題は好まれない傾向にあるのではないでしょうか。そのため、日本ではアウトプットする機会がないまま大学生になります。これがそのまま続けば、当然大学の研究でも同じことがいえます。研究には明確な答えがないため、論理建てて自分たちが研究している内容を論文を書いて発表する必要があります。真面目に研究をしている学生が多いと思いますが、日本人は論文を書くことが苦手な人が多いのです。それはアウトプットをする機会が少ないからではないでしょうか。そのため大学ランキングでも少しずつ順位を落としているように思います。

好きが長くなりましたが、重要なスキルはアウトプット力です。アウトプットをするためには2つの要素が必要です。1つは表現する方法を見つけること。もう1つは上質なインプットをすることです。

自分の得意な表現方法を見つけましょう。アウトプットは文章を書くだけではありません。周りの人に対して話すことや、絵を書いて伝えることもアウトプットの1つだと思います。要は、他人が認識できるように何かしらの発信をする事がアウトプットになります。自分の肌にあったアウトプットの仕方を見つけることが大事です。人によってはそれが文章の人もいれば、動画を発信することが得意な人もいると思います。何が正し、何が効率が良いではなく、自分がこの形なら発信できそうと言うものを見つけることがまず大切です。私であれば話す事はあまり得意ではありませんので、文章にして発信をすることを伸ばそうと考えています。

2つ目は上質なアウトプットをすることです。先日、小説を書きに岐阜県に行った話を書きましたが、全く文章が思いつきませんでした。その理由は小説を人生の中で全く読んでこなかったからです。英語を聞いたことがない人が英語を話せるようになるはずがないことと同じ理屈です。よって、人生でどういったインプットをするのかをコントロールすれば、自然と自分のアウトプットの質が変わってきます。今の時代はどういったものをインプットするかを自由に決めることができるので、本当に良い時代になりました。自分がアウトプットしたいことをどんどんインプットしましょう。

アウトプットするためにはどんどんインプットを重ねて自分の心地良い方法で発信をしていきましょう。アウトプットは慣れれば、どんどんできるようになるので、ぜひ失敗を恐れずにやってみましょう。