今の10年の過ごし方が後の10年を作る

タバコを吸う人が禁煙をすると10年ほど経てば肺がきれいになると言う話を聞きました。その真偽はさておき、もしそうなのであれば、10年経てば自分の細胞が入れ替わると言うことです(もちろんタバコを吸い続ければ、肺はどんどん悪化していくようですが)。それを人生に当てはめると、次のように解釈することができると思います。今の10年の生き方が今後の10年を作ると言うことです。

つまり、20代の時に積み上げたことが30代に生きて、30代の時に積み上げたものが40代に生きる。言い換えれば今やった事は10年後自分で責任を取ると言うことです。すなわち、今の自分は10年前からの積み重ねでできていると言うことです。インアザーワーズ、、、、どれだけ言い換えるねんと言われそうですので、この辺で留めておきますが、要は10年後をイメージして自分の成長戦略を立てることが重要です。例えば、10年後も引き締まった体でいたければ、今痩せているからといって甘い飲み物や食べ物に過剰に手を出したり、全く運動しない生活を続ければ、10年後は確実に自分の体に跳ね返ってきます。一方、今の家から運動を続けていけば、10年後はより自分の体を思い通りに動かせるようになっているでしょう。

私は今30代ですので、10年前の自分を振り返り、20代の皆様にアドバイスができることを1つに絞るとすれば、20代の体力があるうちに行動する癖をつけた方がよいです。20代で保守的に行て、30代で覚醒する方はほぼないと思います。20代のうちは周りの人に忌み嫌われてもいいので、どんどん行動して失敗を積み重ねる方が良いでしょう。欲しいものがあれば即ポチしてみる、先輩からの頼み事は0.2秒でオーケーと言う、新しいプロジェクトがあればなりふり構わず積極的に参加するなど、後は野となれ山となれで行動してみましょう。大体失敗すると思いますが、その失敗談が30代になった時に20代の後輩たちを勇気づける糧にもなると思います。歳をとってから失敗をするとダメージが大きいので、回復力が早まっている20代に行動する癖をつけることをお勧めします。

私が20代の時に行動して全く意味がなかったことの1つに、お盆休みの6日間を利用して岐阜県の山奥に小説を書きに行こうとしたことです。小説など書いたことがなかったのですが、やってみようと思い、山奥に行けば自分を追い込めると思ったので、山奥の宿を予約しました。6日間かけて小説は1行しか進みませんでした。ただ、お風呂にカエルやカタツムリがいたり、やることがなさすぎて宿の方のお手伝いをしてご飯を奢っていただくなど、人があまりできない体験ができたと思います。

思考停止ではないかと反論があるかもしれませんが、それも立派な戦略の1つです。特にたくさん行動するタイプの人は少数派の為、それだけで生存戦略としては価値があるものです。

10年後、自分の人生に責任を取れるように、今の行動を選択していきましょう。