「恐怖」は進むべき道を示す道標〜成長サイクルの回し方〜
人には4つのゾーンがあります。1つ目がコンフォートゾーン、2つ目が恐怖ゾーン、3つ目が学習ゾーン、4つ目が成長ゾーンです。1つ目のコンフォートゾーンは、居心地が良いことに加えて、予測可能な範囲にとどまっている状態になります。そのゾーンではコンフォータブルなため人はついそのゾーンにとどまってしまいます。成長するためには2つ目の恐怖ゾーンに突入する必要があります。一言で言うと予測不能なゾーンです。恐怖ゾーンでは恐怖や痛みなど不快な感情を伴います。なかなかそこに入っていこうとすることが難しいのですが、その領域で忍耐強く試行錯誤を続ければ、恐怖が少しずつ減ってきて学習ゾーンに突入します。学習ゾーンでは試行錯誤を続けることで、成果の出るスキルに昇華させていきます。そして、最後の成長ゾーンでは、昇華させたスキルを使ってどんどん成果を出していく形になります。そして、成果を一定レベルで出せるようになれば、再びコンフォートゾーンに入るサイクルとなります。
この1連のサイクルを回すことが人の成長する仕組みになります。つまり成長するためには恐怖ゾーンを乗り越える必要があります。逆に言うと、恐怖を感じることであれば、成長する大きなチャンスがそこにあるということです。恐怖ゾーンを克服するためにはその先に成長や成果が待っていると言うことをイメージしておくことです。そうすることで、本当に達成したいことを忍耐強く行うことができます。
恐怖は自分が進むべき道を示す道しるべです。恐怖から逃げたくなる気持ちは私もたくさんありますが、その先の成果を夢見て、予測不能な領域に足を踏み入れてみましょう。私も頑張りたいと思います。