損得勘定

損得という概念は「コスパ」、「効率性」などの観点からネットでも様々な情報が溢れている。昔はどの店で買った方がお得か、という情報はチラシ比較でえるくらいしかなかったが、今はインターネットに実店舗からネットショップまで様々な選択肢を選ぶことができる。損得勘定は損得感情とも言えるように、もはや人間を突き動かす行動原理の一つとも言えるだろう。

ただ、私が懸念していることはコスパや効率性を重視したと思える選択が本当にそれが結果的に得なのかということだ。結論は未来を見る能力がない限り絶対にわからないということだ。

私が言える結論は「得を取る」や「損して得を取る」ではなく、「損して徳を取る」ことを判断基準にしてはどうかということだ。徳ありき人生にこそ、本当の得がくる、いわゆる納得した人生を歩むことができるのではないだろうか。