もっと休んだほうがいい?
よく私は人から「もっと休んだほうがいい」、「仕事のことを考えない日を作ったら?」と言うような声をたくさんいただきます。確かに、普通の人の感覚では仕事ばかりをしている、休んでいないと思われるかもしれません。ただ、私がいつも疑問に思うのは本当に休んで物事が良くなるのかと言うことです。確かに、あまりにも精神的に負担がかかっていることや体力的にボロボロになっていると言うような状況であれば、意図して休む必要があると思います。しかし、そうでないのであれば私はそうするべきだとは思いません。何故かと言うと、休んだからといって目の前の仕事が片付くわけでも、自分が成長するわけでもないからです。人生の時間は限られています。それであれば、自分が達成したい事に時間的資源や体力的資源を集中投下して達成しに行くという戦略は全く以て間違っていないと思います。
もちろん、それを達成した後に楽なことが待っているかと言うと、そうではないと思います。標高が高くなればなるほど、酸素濃度が薄くなるのと同じで、より大変になっていくかもしれません。しかし、そこから見える景色はこれまでより壮大でしょうし、より「生きる」と言う感覚にフォーカスすることができると思います。人生は1度だけですので、登れる山の数も限られてきます。それであれば、自分が本当に登りたいと思う山を決めて、そこにサミットプッシュをかけることが大事ではないでしょうか。
私が言いたい事は、人生の中でこれと決めたら、他のことがうまくいかなくても文句を言わないこと。文句を言っている時間があれば、これと決めたことに集中した方がよっぽど生産的で精神衛生上良い人生になると思うからです。
本当に休むのであれば、朝起床時のマインドフルネス瞑想や自然の中で行うグリーンエクササイズなど、エビデンスのある休み方を意図的にしてみてはいかがでしょうか。休むことを自分で選択する人生にしたいと強く思います。