なぜ「美意識」が重要なのか

「美意識」が時代が進むごとに重要視されているように感じます。自分が子供の頃は「美意識」という感覚は持ち合わせていませんでした。服に関しても自分で選ぶことはなかったですし、持ち物なんて全く気にしていませんでした。

それが今では色々なことを気にするようになりました。できるだけ美しいモノに触れたい、美を感じる時間で人生を埋め尽くしたい。大変大袈裟な言い方かもしれませんが、そういう衝動が歳を取れば取るほど湧いてきました。アートも昔は全く興味はなかったのですが、今は興味津々ですし、もっと多くの作品に触れたいと思うようになりました。

実際に自分より若い世代の人たちは私たちの時より美しいモノに触れる機会が多いためか美意識が高いです。たしかにアニメも鬼滅の刃や新海監督作品のようにストーリーもさることながら、見ているだけで心を奪われそうな美しさがあります。ゲームでも昔では白黒のゲームボーイが当たり前でしたが、今はスマホで信じられないような綺麗なゲームを無料でプレイすることができます。そのようなモノに触れていたら美意識が高まるのは当然です。そういったモノに触れた子供たちが大人になるときはさらに美意識が高まっているでしょうか。

また、見た目だけでなく、言葉や精神面など目に見えない部分でも「美しさ」と言うものは存在しているように思います。「友情・努力・勝利」というコンセプトに象徴されるジャンプが令和の時代も売れていると言うことは美徳とされるモノは時代を経ても変わっていないのかもしれません。

自分の名前に「美」があるのもここまで美にこだわるのに何か意味があるかもしれませんが、この美しい世界に生まれついたので、美しいモノに触れ、美しいモノで時間を満たす、そんな「美」の世界を創造していきたいと思います。